DS215jでミラーリングしているハードディスクがほぼ同時に壊れるの巻(DS216j、DS218jの人も気をつけてね)
ビルメーンは音楽、写真や自炊した書類、各防犯カメラの録画映像など様々なデータをSynology社の製品、DiskStation DS215jというNASに保存するようにしています。
ミュージックサーバーとして使ったり、外出先から防犯カメラのリアルタイム動画や録画映像、自炊した各種データを弄れるのでとても便利なのですが、ハードディスクで運用している以上どうしても避けられない問題があります。
そう、故障ですね。
NAS本体が故障しても本体を取り替えればいいだけですが、HDDにはデータという大事なものが入っています。
なのでビルメーンはSynology Hybrid RAID(SHR)という、HDD2台に同じデータを入れて常にコピーを作っておき、もしどちらかが壊れてもデータの安全は確保できるシステムを採用していました。
2018年1月、1台目が1年半で故障。WDのRMA申請にて交換
HDDはWD Redという、Western Digital(ウエスタンデジタル)のNAS用HDDを2台購入して運用しました。
Western DigitalはHDDの老舗でありトップメーカーです。
ですが残念ながら購入から1年半で1台がクラッシュ。
しょうがありません。
Western DigitalのRedには3年間の製品保証が付いていますので、壊れればRMAという手続きで交換することが出来ます。
元のHDDを取り出し、静電気防止袋(数百円で売っているのでググって下さい)に入れて発送します。
ただ、壊れた製品を送り交換品が届くまで10日ほど掛かります(今まで3回行いましたがほぼこれくらいです)。
届くのは何故か毎回DELLの箱です。
HDDのラベルの色も赤から黒に変わっています(これも毎回)
そして8ヶ月後、もう1台がクラッシュ
今回は、8ヶ月前と違うほうのHDDがクラッシュ。これで約2年の使用で2台とも故障ということに。
おいおいウエスタンデジタル。
たまたま悪いロットだったのかなと思いつつ再びRMA申請。
更にその翌日に残りの1台がクラッシュ…
1台故障するとRAID構成ではなくなりますが、10日ほどの我慢と思っていると翌日にもう1台までクラッシュのアラームが…。
そう、8ヶ月前に交換してもらったHDD。
つまりNASが全滅したということ?
何か物理的な衝撃が加わった?
いや、無いはず。
前日に壊れたHDDは2年以上使用していますが、翌日壊れた1台はまだ8ヶ月。はえーしタイミング悪すぎだよ!
HDDがほぼ同時に壊れる確率って?
ちなみにクラウドストレージ運営会社のBackblazeが定期的に発表しているHDD故障率のデータによると、ビルメーンが使用しているHDDの年間故障率は約2%とのこと。3年間でも95%が故障せずに使用できているようです。
そう考えると、使用期間の違うHDDがほぼ同時に故障する確率…。
とてつもない不運でしょうが、まあ偶然ですね。
安全性を考えビルメーンが取っていた策でなんとかデータは無事
SynologyのNASにはHyper Backupというバックアップ用アプリがあります。
DS215jにはUSB端子があるので外付けHDDを増設し、バックアップを取ることが出来ます。
ビルメーンは自分の運を全く信用していません。
確率など無関係の、不運の権化だとインチキ占い師に言われても1ミリも気にしません。
毎回腹は立ちますが、こんなことは想定内です。
なので2日おきのスケジュールを組み、外付けHDDに定期的にバックアップを取っていたのでデータは無事でした。
あぶねえ。
マジで危ねえ。自分の運を信用しなくてよかった。
最近はNASが結構流行ってて、使っておられる方もたくさんいると思います。
そんな方々に声を大にして言いたいですね。
RAIDでミラーリングしてても安心出来ないよ!!
それでも災害などで家ごと壊れる可能性も十分にあるので、ビルメーンは本当に大事なデータはクラウドストレージにも更にバックアップして出来る限りのことはしています。
ジブンの運を信用するかどうかは、アナタ次第…
おわり